ピクセルアスペクト比の検証

ファミコンのドットは正方形ではなく横に長いと言われますが
具体的にどれくらいの比率なのかを検証しました。

参考:各ゲーム機のピクセルアスペクト比をまとめているサイト
https://pineight.com/mw/index.php?title=Dot_clock_rates
結論としてはファミコンのドットは8:7の比率で横に長いようです。
よく分かりませんがNTSCの周波数とPPUの周波数から計算しているのでしょうかね。

検証方法


テストパターンを用意し、
・元画像をそのままコンバートしたもの
・縦240の4:3なら横256→320で1.25倍に膨らむでしょ、という予想で元画像を0.8倍したもの
・上記のサイト通りピクセルアスペクト比8:7→横1.14倍で元通り見えるように0.875倍したもの
の3つの画像を表示するROMを実機で表示しました。

結果

  
左から、元画像そのまま、0.8倍、0.875倍。
FRAMEMEISTERのスクリーンでぴったりファミコンのアスペクト比と合うものが無いため
本来の比率に近い「NORMAL2」でキャプチャしました。

  
それぞれに元画像を重ねたもの。
予想もなにも既に結論は出ているのですが、0.875倍と重ねた画像が一番ずれが少ない結果になりました。
あらためてピクセルアスペクト比8:7で間違いなさそうです。

おわりに

というわけで、ファミコン実機で正しい比率で見える絵を描く場合は
ピクセルアスペクト比が8:7なのを考慮して
あらかじめ横を0.875倍に縮小しておかなければならない、ということが分かりました。
(ページ作成 2017/12/04)

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